FXのテクニカル分析の基礎〜チャートの見方を理解しよう

FXのテクニカル分析の基礎〜チャートの見方を理解しよう

チャートの見方

FX各社が提供している取引ツールでは、各通貨ペアのチャートを見ることができます。テクニカル分析を行うにはまずこのチャートの見方を知る必要があります。

上記の図は、9つの通貨ペアのチャートです。縦軸は「価格」、横軸は「時間」を表しています。左から右に行くにつれてより最新の値動きを表しており、一定期間ごとに更新されていきます。またこのチャートは、分(1分・5分・15分・60分)・日・週・月といった単位の幅があり、上記は5分足チャートなので、5分ごとの値動きを見ることができます。
上記のチャートをよく見ると、黒と白の細長い四角があるのがわかると思います。これを「ローソク足」と言いますが、次にこのローソク足の見方について見てみましょう。

ローソク足の見方

上記のチャートにある白と黒の細長い四角は「ローソク足」と呼ばれるもので、その上下についているヒゲと共に大きな意味を持っています。

トレンドラインを引いてみる

ローソク足の意味を把握し、チャートを見てみるだけでも相場の傾向が少しわかってきますが、さらに「トレンドライン」という線を引いてみると、より相場に対する理解を深めることができます。
トレンドラインには、チャートの安値同士をつないでいく「サポートライン」と、高値同士をつなぐ「レジスタンスライン」があり、FX各社が提供している取引ツール上でもこのトレンドラインを引ける機能が備わっているものが多くあります。

トレンドラインを引いてみると、相場全体が上向きになっている「上昇トレンド」、下向きになっている「下降トレンド」、あるいは一定の値幅で値上がりと値下がりをくり返す「横ばい(レンジ相場・もみ合い相場・ボックス相場とも言う)」、といった相場の方向性(トレンド)がわかります。一般的には上昇トレンドが始まる時点で「買い」、最高値まで行ったところで「売り」、逆に下降トレンドについては始まったら「売り」、最安値まで行ったら「買い」を行う、という売買戦略を立てます。値動きがレジスタンスラインやサポートラインを超えてそれまでとは違った動きを始めると、トレンドの始まりまたは終わりであることがわかり、それが損切りまたは新規売り(買い)を行うためのサインになります。